EXHIBITION|Greenhouse Horticulture&Plant Factory Exhibition/Conference 施設園芸・植物工場展(GPEC)
HALL|東京ビックサイト
DATE|2024.07.24-26
SIZE|3m×3m×2.7m(1小間)
CLIENT|株式会社コスモスエンタープライズ 様

ナノバブル水素水生成器を農業用に展開

株式会社コスモスエンタープライズは、「水の改質」「空気の浄化」「土壌の改良」など、よりよい環境を創造するサービスを提供している企業。そのうち水環境事業として、ナノバブル水素水生成器を携帯用・家庭用・業務用(食品・農畜水産など)と扱っています。

農業・酪農業にナノバブル水素水生成器を展開するため、2年に一度開催される「施設園芸・植物工場展(GPEC)」と、年1回開催される農業WEEKに参加されていて、いずれもSUPER PENGUINでお手伝いをしています。

GPECには毎回1小間で参加。2面開放で梁は設置しない開放的なブースとしました。

株式会社コスモスエンタープライズのナノバブル水素水生成機を紹介するブース

テーマは「ナノバブル×抗酸化農業」

ナノバブル水素水を農業に取り入れることで、みずみずしくおいしい野菜を育てることができます。ナノバブル水素水は腐りにくく、野菜の鮮度が保たれるのも特徴です。
その特徴を視覚的に伝えるために、いちごとトマト、緑の葉物野菜を大きくグラフィックにして、「ナノバブル×抗酸化農業」のキャッチコピーを入れました。
いちごの赤、トマトの赤が鮮やかです。

「作物の生育促進」「減農薬・原肥料」といった特徴もテキストで表示しています。

全体を白でまとめ、壁面グラフィックに照明を当てることでブース全体が明るく目立ちます。

展示のテーマは「ナノバブル×抗酸化農業」

展示物の大きさに合わせて展示台を設計

展示台は見やすさに配慮して、水槽と商品で高さを変えています。
水槽はナノバブル水素水を生成する様子を見せるためのデモンストレーション器です。

会場通路のどこから見ても3つの商品と水槽、キャッチコピーが見えるように配置もデザインしています。

展示物の大きさに合わせて展示台を設計

展示台の側面に商品名

今回紹介しているナノバブル水素水生成機は、業務用の「スイレックスアグリ(SUIREX AGRI)」。展示台の側面に製品名をカッティングシートで記載しました。
カッティングシートは展示準備の最後に位置を調整して貼っています。

壁面2面にも「スイレックスアグリ(SUIREX AGRI)」を入れています。

展示台の側面に製品名をカッティングシートで記載

伝えたい情報をテキストで端的に

サブスクリプション利用が可能な機器。
モニター下に「月額24,000円〜」も大きめに表示しました。
業務用がこの価格で、減農薬・原肥料ができるなら試してみたいと考える人もいるはずです。伝えたい情報を壁面グラフィックで端的に表示しています。

伝えたい情報を壁面グラフィックで端的に表示

水素水が泡状に発生する様子をデモンストレーション

水槽には水道水を入れて、展示している「スイレックスアグリ(SUIREX AGRI)」に繋ぎ、水素が泡状の発生する様子を見せました。
チタン白金電極からシュワシュワと泡が出て、水素が水に溶け込んでいきます。
水槽は思いの外大きく、何往復もして水も運びました。

水素水が泡状に発生する様子をデモンストレーションする水槽

壁面は角を斜めにしてモニターを設置

モニター設置部分の壁面を斜めにして両通路から見やすくしています。
モニター下には展示台を設置して、今回持ち込んだ中で最も大きなナノバブル生成器を置きました。
展示台の下に目隠し板を付けることで、展示台下を収納として使えます。

会場の規定で、隣のブースとの間は仕切り壁を設けないとされていたので、左の壁面は潜り戸状になっています。
このときはたまたま隣のブースが空きになっていました。

下の写真は、エスカレーターからの展望。会場へと降りるエスカレーターからよく見える位置でした。

壁面は角を斜めにしてモニターを設置。エスカレーターからもよく見える小間位置

スタッフ3人が来場者に対応

通路に面した展示台の内側で応接するスタッフと、ブースの両角でパンフレットを持って立つスタッフ。通路側のスタッフはブースに向き、来場者と並び立って説明をしています。

スタッフ3人が来場者に対応。盛況なブース

キャッチコピーは常に読める状態

大勢の人が寄っているときでも、壁面グラフィックのキャッチコピーが見えるようにブースをデザインしています。
興味を喚起したい人に常に情報が届くことが大切です。

ナノバブル水素水生成機のブースに立ち止まる人々

◆会場について
東京ビッグサイトの南ホール。エスカレーターを降りた1階が会場でした。

◆小間位置について
1小間の2面開放でエスカレーターからブースが見える位置。
南ホールは新しい会場で全体が明るく、梁がなくても壁面に照明を当てることでブースを目立たせることができます。小間位置からも開放感を重視して正解でした。

◆スタッフについて
出展経験が多いので、立ち位置、来場者対応の注意事項についてはよく理解していただいています。会場の通路側で来場者と対応するときは、グラフィックやモニターに向かい横並びになるとリラックスして話ができるなどです。

◆その他
ナノバブル水素生成機は、水耕栽培の葉物の育成実験などもされているとのこと。家庭用のナノバブル水素生成機の売上も順調とのことでした。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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