業種ごとにブースの違いはある?
当社がセミナーでお伝えしている内容は、基本的にどんな業種の展示会ブースでも必要な共通する項目になります。しかし、全てがどの業界のブースでも適用するかと言えば、多少は異なります。以下は、大きく分けた業界ごとの特徴の違いです。
【文具・雑貨系】
商品が主役であるため、陳列方法が重要な要素となってきます。加えてブースのイメージもそのブランドの印象を左右する重要な部分ですので、ブースイメージ=商品イメージと認識してブースを検討しましょう。

【化粧品系】
文具・雑貨系ブースを基本としますが、化粧品という商品性格上「清潔感」を重視します。特に照明は明るくし、光の当たり方に注意しましょう。商品の置き方も、その化粧品の「品格」を左右しますので、高級感が出るように配置します。展示台高さも、目線に近い H1000mm 程度がお勧めです。

【機械・産業系】
業種の特徴上、パネルでの説明が多くなる傾向があります。あまりすっきりしたブースよりも、食品系のような「にぎわい感」が多少あった方がよい場合もあります。パネルを設置する際には、自己満足にならないようにする必要があります。また商品の陳列もおろそかになりがちなので、設置する場所や背景や照明など、「きちんと見える」ように設置方法を工夫しましょう。

【食品系】
食品系には、「にぎわい感」が大切です。文具や化粧品系のようなシンプルなブースを食品系の展示会で設置すると集客が難しくなる場合があります。しかしにぎわいは持たせつつも、デザインセンスは感じてほしいもの。そこで「センスの良いにぎわい」を基本方針としてブースを考えるようにします。

【学会系】
医療系などにある学会の場合は、通常の展示会ブースとは考え方が異なります。通常の展示会が「展示ブースを見ること」が目的であるのに対して学会の場合、参加する先生方にとって「セミナーに参加すること」が目的の場合が多く、ブースは「ついで」ある場合が多くなります。その前提で、まずブース内に先生方が休めるような場所を作るなど、ブースに立ち寄っていただく理由をまずは作ることが大切です。


