「伝えること」半分、「魅力をつくること」半分。「余白」の設定が重要に

商品を展示/陳列する際には「伝えること」が半分「魅力を伝えること」が半分と考えることが大切です。「半分」とは力を半分にするという意味ではなく、どちらも同等に、均等に考える、という意味です。全てを伝えようとするあまりに展示台の上に商品を置き過ぎることはよくあること。展示台の上は、「第一印象」も重要な要素です。
商品がよりよく見えるように「見映え」にも気を配りながら配置の検討を行っていきます。その際に大切なことは展示台の上の「余白」。1点しかないような貴重なものは余白を多めに取り、そうでないものは商品の周りに適度な隙間(余白)を空けて全体を整列させるように配置します。
もし、それでも置きたいものがある、という時には、展示台の下にすぐに取り出せるように置いておくとよいでしょう。全ての商品が展示台の上に置かなければいけないという必要はない、と当社では考えます。「置きすぎ」は逆に伝わりません。展示台上の第一印象も商品価値の一部です。
展示台の高さ|どのように見せるかによって、展示台の高さを決める
展示台は高さによってお客様からの見え方が異なります。小さな商品や商品を細かく丁寧に見せたい時は高め(H1000mm程度)とし、商品の数や種類を見せたい時、全体を一覧で見せたい時などは、低め(H900mm程度)とします。尚、通常はH900mm程度が適当です。商談などのカウンターはH1000mm程度がよいでしょう。

陳列と展示|陳列と展示の違いを理解して商品を並べる
商品を並べる際には、陳列と展示の違いを理解して、それぞれの良さを活かして並べると効果的です。陳列は、商品の種類と内容を正確に伝えるためのもの。一方、展示は商品の魅力を伝えるために綺麗に飾ったり、使い方を示したりします。

POP(キャプション)|説明を行う機能だけでなく、展示・陳列に格を持たせる機能も
POP(キャプション)には、商品に説明を加え分かりやすくする効果の他に、商品を引き立てる効果もあります。当社では、「商品の説明はつけなくていい」という場合であっても、ちょっとしたタグのような意味で置くようにしています。POPも「伝えること」半分、「魅力をつくること」半分。POPを詰め過ぎずて、逆に商品価値を低く見せないようにしましょう。

