通路際から手を伸ばせる範囲。実はここがもっとも大事な場所
・自分が見せたいものではなく、来場者が興味を持ちそうなものを置くこと
・動線を考慮し、照明の当て方、展示方法を入念に検討すること

来場者は基本的に「つかまりたくない」と思っているものと当社では考え、この前提でブースを検討します。より多くのブースを見たいと思う来場者はブースの中へは簡単には入ってきてくれません。それを踏まえてブースは検討するべき、と考えます。その意味で、ブースでは「来場者が手を伸ばせる範囲」である通路際をどう設えるかが重要になってきます。ここは、来場者が初めてブースに取りつく場所。当社ではこのような機能の場所を「ファーストコンタクトゾーン」と呼んでいます。
この場所には、来場者がふと手に取りたくなるもの、気になるもの、何だろう、と思うものを置くようにします。その際、必ずしも出展者側が考える「今年の新商品」ではないことに注意が必要です。大切なのはあくまで気を引き、「寄ってみたい」と思わせること。そして、この場所での来場者の「滞留時間」を延ばせることができれば「ブースの前に常に人がいる」状態になり、他の来場者が集まりやすくなってきます。
PENGUIN METHOD ~結果を出す集客手法~
- 1-1 展示ブースに人が集まらない5つの理由
- 1-2 展示会出展に成功するとは?
- 1-3 展示会ブースに必要なものとは?
- 1-4 展示会ブース検討の基本概念
- 1-5 ブースデザイン検討の前提条件
- 1-6 理想的なブースとは?
- 1-7 ブース検討の流れと5つのキーワード
- Point 01. 小間位置を分析する
- Point 02. キャッチの言葉の考え方
- Point 03. 通路際を活用する
- Point 04. 照明を効果的に使う
- Point 05. 陳列を検討するポイント
- Point 06. 収納の考え方
- Point 07. 商談席の考え方
- Point 08. ブースイメージの決定方針
- Point 09. パネルデザインと配布物
- Point 10. スタッフ配置戦略
- 人の集まりに波があるときの対処法とは
- 展示会ブース出展における最小限のチェックリスト
- 業種ごとに抑えるべき展示ブースのポイント
集客できるブースの基本原則をオンラインで学ぶ『PENGUIN CHANNEL』
展示会ブースに関する基本的なことを知りたい方向けのオンラインコンテンツです。展示会のブースはどう作ればいいのか。いつから準備をすればいいのか、といった基本的なところから、どのようにブースを作れば、来場者が集客できるのか、その具体的なブースのつくり方、レイアウトの手法等、ブースデザインの考え方までオンラインで詳しく学べます。


