EXHIBITION|COSME Tech 2025 Tokyo 第15回 化粧品開発展 【東京】
HALL|東京ビックサイト
DATE|2025.01.15-17
SIZE|6m×2.7m×2.7m(2小間)
CLIENT|松田医薬品株式会社 様

化粧品開発展ではOEM商談を主軸に

松田医薬品株式会社は、医薬品、医薬部外品、化粧品、健康食品などを 開発・製造をしている企業。特に生薬を活用した入浴剤を強みとしています。
例年、1月の化粧品開発展と9月のギフト・ショーに出展していて、いずれもSUPER PENGUINにご依頼をいただいています。
ギフト・ショーでは、主に雑貨店向けにオリジナル商品を展開するのに対して、化粧品開発展ではOEMを主軸としてブースを展開します。

テーマである「OEM」「入浴剤」を大きな文字で左右の壁面に入れ、バスルームの写真をイメージとして演出しました。左は黒のバスタブ、右には白のバスタブを使用。
ブースの床はバスルームを思わせる淡いグレーを敷きました。
会場通路をどちらから歩いてきても、ブースのテーマが目に飛び込んできます。

松田医薬品株式会社の入浴剤OEMを展開するブース

全体は白で明るく、グレー・黒で引き締め

SUPER PENGUIN定番の白で全体を明るくし、入口の梁看板は細く黒で引き締め。
会場の通路幅が狭めで、看板を見上げるだけの距離がないので、シンプルに左右に社名を欧文・和文で入れています。
奥の壁面の左右にもグレーを入れてアクセントとしました。
カラフルな商材が目立っています。

OEMと入浴剤の文字を大きく左右の壁面に表示通路際には2台の展示台を設置

2小間、横長の1面開放に、通路際の展示台は2台。
テーマを分けて展示し、それぞれの台をL字に囲むようにして複数の商談を同時に進行できる構成です。
通路際にはOEMの商談ができるよう、主に素材を並べ、奥の壁際の展示台には実績としてオリジナル商品を並べています。
壁際の展示台下はすべて収納。板がめ込み式になっています。

通路際には2台の展示台を設置

商品の色・素材感が見やすくなる「L字型DISPLAY STAND」

商談スペースとなる展示台には「L字型DISPLAY STAND」を活用。
ここにも「OEM」「入浴剤」の文字を入れ、台部分に生薬の中身を瓶に入れて配置しました。
DISPLAY STANDは可動式。後ろは少しスペースを取り、スタッフがメモをするなどの作業エリアにします。手元の目隠しになると同時に、商品の色や素材感もはっきりと見えます。

手前には最近導入した和風のパッケージ。パッケージ商品の中身はシャーレに入れて、香りや形状を確かめられるようにしました。

商品の色・素材感が見やすくなる「L字型DISPLAY STAND」を使用

グラフィックでもOEMの素材を表示

OEMがメインなので、壁面グラフィックの写真もハーブやソルトなどの素材を撮影した写真を大きめに展開。会場通路から見える大きさです。
「OEM、承ります」といったテキストも表示しています。

グラフィック部分は張り出させ、直下を間接照明を仕込んだ小棚にしました。

グラフィックでもOEMの素材を表示

間接照明を仕込んだ棚にはガラス瓶を並べて演出

間接照明を仕込んだグラフィック下の小棚にはガラス瓶を並べました。
ブース全体に洗練された印象をつくるための演出で、シンプルな白い蓋の瓶に、パウダー、粒、錠剤などさまざまな形状の白い入浴剤を入れています。
ラベルもSUPER PENGUINで作成。サロン経営者などが多い展示会なのでおしゃれ感を重視しました。店舗の演出にも使える手法です。

その下にはテーマが異なるオリジナル商品を並べています。
ともするとごちゃごちゃした印象になりがちですが、白い瓶の演出でブースがまとまり、デザイン力のある企業という信頼感にもつながります。

間接照明を仕込んだ棚にはガラス瓶を並べて演出

展示台は立体的に。側面には社名をさりげなく

展示台は真四角のBOXではなく、正面側面を少し窪ませた形状。
わずかな窪みですが、来場者が展示台に近づきやすい視覚的な効果があります。

側面に、デザインとして社名と社歴を欧文で入れています。
細かな演出が来場者には親しみとして伝わります。

立体的な展示台が来場者を引き寄せる

会場通路を往来する人々が自然に展示台に

通路幅が狭い小間位置の場合、ブースを目立たせておくと自然に人が寄ってきます。
展示台を通路際に置いているのでブースに入らずに商品を見られるのも来場者にとっては抵抗感のない状態。
人が大勢集まってもOEMと入浴剤の文字は見えるようにデザインしています。

明るく目立つブースに自然に来場者が集まる

◆会場について
東京ビッグサイトの東棟5ホール。会場通路には赤いカーペットが敷かれていました。

◆小間位置について
狭めの通路沿いでしたが、周りに目立つブースがなかったため、来場者は勢い、松田医薬品様のブースへと惹きつけられていました。

◆スタッフについて
4-5人のスタッフが交代で対応。出展経験が多いので対応には慣れていて、待つときの立ち位置など、自然な応接ができていました。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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