EXHIBITION|ツーリズム EXPO ジャパン 2023 大阪・関西 Tourism Expo Japan 2023
HALL|インテックス大阪
DATE|2023.10.26-29
SIZE|12m×6m×5.55m(8小間)
CLIENT|公益財団法人アイヌ民族文化財団 様

 

北海道白老町にある「民族共生象徴空間」ウポポイの展示ブース。
公益財団法人アイヌ民族文化財団が運営する施設なので、入札にお声がけをいただき、2回目のお手伝いになります。
ツーリズム EXPO ジャパンは、世界各国から出展がある旅行系のにぎやかな展示会で、4日間の会期中、前半の木・金曜日はビジネスDAY、後半の土・日曜日は子どもも来場する一般DAYとなっています。


外側は白をベースにシンプルに。「アイヌ文化と出会う場所。」と、テーマを大きく掲示。
アイヌの衣装は試着できるようにしました。

にぎにぎしい展示が多いなかで、外側を白でまとめたブースが目立ちます。
壁は高くしながら、出入口を大きくとり、開放的なブースに。

白老町にあるアイヌ文化を紹介する施設UPOPOYと、洞爺湖、登別温泉、昭和新山、室蘭など周辺の観光エリア6市町村NISHIBURIを合わせて紹介。SUPER PENGUINが視察に行き、各市町村のアピールポイントもまとめました。

「登別 洞爺湖」と、有名観光地を大きく表示。左の展示台が周辺観光地を紹介するコーナー。右は、国立アイヌ民族博物館、国立民族共生公園、慰霊施設などを整備したウポポイを紹介するコーナー。

5.5mの高さにBOX状の壁を組み、遠目にも目立たせています。

中に入ると迫力のある写真に囲まれます。モニターを2台、スピーカーも設置して、ウポポイの世界を楽しんでいただくという趣向。ブース内では、アイヌの食と言葉と博物館、ウポポイの体験学習スケジュールなどを紹介。

ビジネスDAYには、商談ができるようにブース内にテーブルを配置。通訳も入りました。
一般DAYは、テーブルと移動式の展示台は片付けて、楽器演奏やクイズなどのイベントを開催。

写真は高い位置に1点ずつを大きく使用。

看板の「イランカラッテ」はアイヌの挨拶言葉。
ウポポイのマスコットキャラクター「トゥレッポん」はオオウバユリの球根がモチーフです。スタッフは鮮やかなアイヌの衣装を着て対応していました。
ビジネスDAYと一般DAYとで、展示を変えるという工夫もしました。一般DAYには、通路沿いのカウンターでワークショップも。今回はSUPER PENGUINスタッフもブーススタッフとして対応。前回からの改良もあり、大好評でした。
(文:田宮谷)

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

2024.8.6(火)@東京|"最強の結果"を出すブースデザインセミナーご予約受付中

METHOD/TOKYO|展示会出展者・業界関係者向け

「最強の出展結果」を出す展示会ブースデザインの手法

METHOD/は、当社が日頃ブースのデザインを行っている中で、この手法を用いれば集客に成功する、と実感した手法、実際に集客に成功した手法をとりまとめてお伝えいたします。常に出展者に寄り添い、共に「出展成功」を考える立場だからこそ気が付くこと、展示会ブースを行う立場だからこそ気が付くことをお伝えいたします。