EXHIBITION|ネプコンジャパン2025 NEPCON JAPAN 2025
HALL|東京ビックサイト
DATE|2025.01.22-24
SIZE|6m×2.7m×2.7m(2小間)
CLIENT|株式会社サンテック 様

株式会社サンテックは、半導体用シリコンウエハなどの素材を、ブレードで切断して個々のチップに加工する「ダイシング加工」を専門とする企業。
東京都が主催したSUPER PENGUIN竹村のセミナーに参加されたことがきっかけとなり、ご依頼をいただきました。
業界の大規模展示会であるネプコンジャパン、「エレクトロニクス機器の多機能化・高性能化を支える最新の電子部品・材料や、製造・実装・検査装置が出展する展示会」への出展です。

ネプコンジャパンでは、ほぼ見ることがないショッキングピンクを採用。
両側にブースがあり、通路幅も狭めのブース位置だったことから、周囲より目立たせるための色選びです。
左右の壁面の上部には、ショッキングピンクに白文字で「微細加工専門」をコピーライト。通路のどちら側から歩いてきても何を扱う会社なのかがわかるようにしています。

メインの展示台には、さまざまな加工が可能なことを視覚的に伝えるため、円盤状の製品を立てて、にぎにぎしく装飾。
メイン展示台の背後は、ストックヤードと目隠しの休憩スペースとすることで、壁面を前に出し、グラフィックで加工技術の説明をしています。
スタッフはメイン展示台と壁面の間に立ってグラフィックを指し示したり、立てかけてあるB4サイズの手持ちパネルを手にとって説明することができます。

ブルー系のブースが多い中にショッキングピンクが印象的。

専門の加工技術や取り扱い可能な素材をシンプルに提示。

奥の壁面にはモニター。商談用の展示台上にノートパソコンを置いて繋ぎ、モニター画面で説明ができるようにしてあります。
ストックヤードの入り口は半オープン。棚も造りつけて休憩スペースとして利用できるようにしました。
奥側3分の2が鍵のかかるストックヤードです。ワイヤースタンドで手持ちパネルを立てかけてあり、説明するときには取り出して使えます。
パネルにするのは、ふだん営業等で使用している資料。

A5サイズカードもショッキングピンクを入れて作成しました。
表面には専門性と「高い技術力」「現場力」「提案型営業力」の3つにまとめた企業の強みを。
裏面には技術の特徴をまとめ、QRコードを入れて詳細へと飛べるようにしてあります。
A5サイズカードはメイン展示台の通路側側面に立ててあるほか、手配りして会話のきっかけとすることができます。

A5サイズカードを手にとってみたり、パネルを見ながら話をする来場者。安定的に来場者が立ち寄っていました。
次回2026のプロジェクトもご依頼いただいています。

◆会場について
ネプコンジャパンは、半導体、電子部品の最新装置などが揃う大規模展示会のひとつで、名古屋や大阪でも開催されています。
東京ビッグサイトには今回1800社が出展。サンテックは東3ホールに2小間での出展でした。

◆小間位置について
展示会の特性上、通路内にある出展者が「ほぼ同業」「ほぼ競合」と極めて厳しく、1〜2小間のブースがひしめく中で、通路幅も狭いという条件です。来場者の視線を止めるために会社のロゴカラーは使用せず、あえてショッキングピンクを採用しました。
通路際にメイン展示台を置いてカラフルな商品事例で来場者の足を止めます。

◆スタッフについて
基本の立ち位置は、通路側、メイン展示台の前。来場者に混じって展示台やグラフィックを見るようにして立ち、興味を持った人にはメイン展示台の背後のグラフィックを指し示して説明。商談はモニターのある奥へと導くように構成しています。

◆その他
展示会の前に社員スタッフ向けのセミナーを開催して、会場の小間位置からスタッフの立ち位置を含めた集客の手法、ブースのデザインと活用法などを細かくレクチャーしました。
(文:田宮谷)

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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