4月が近づいてきたこの状況で4月以降の展示会にも動きが出てきました。まず、3月に当社が受けていた展示会は全て中止。
売上が1/3になりました、とか1/4になりました、ではなく「0になりました」。こう書くとかなりシビア。
もし貯えがなかったら、と考えるとぞっとします。
さて、先週から4月の展示会にも動きが出始めました。4月の展示会は中止のものもありますが延期となっているものもあります。
まず、本日JAPAN ITWEEKの延期が決定。そして先週までにコンテンツ東京が秋に延期。その他当社が関係していた展示会としては、2つの学会が7月に延期。
中止となったのは、ビューティーワールド。これは化粧品関係だけに中止はしょうがないのかもしれません。ビューティーワールドに出展しようとしていた出展者さん、秋以降、どの展示会に出るべきか悩んでおられるようでした。
様々な展示会の中止又は延期は展示会業界にとってかなりの打撃ですが、これは同時に出展者さんにも言えることですよね。
自社の受注・営業を展示会に頼っていた出展者さんにとってこの時期の展示会が無くなったことにより「どこで受注を探すか」ということも同時に深刻な課題だと思います。
展示会業界の者としては、そういった出展者さんの立場になって「今何ができるか」を考える必要もある、と考えています。展示会が復活してきた時に出展者はどう考えてどう動くか、そのために展示会業界の自分はどんな準備ができるのか。
最近お会いする方々とは必ずコロナの話をするわけですが、今回のコロナを「ピンチはチャンス」と捉えなおして、具体的に動き出している人も多くいらっしゃいます。そんな方々と前向きな話をすると力をいただきます。
当社も同様に展示会が復活した時のことを考え、できることを既に動き始めました。具体的なことは決まり次第のご報告になりますが、いい動きができているのでは、と感じています。
個人的に、以前から「どんなに最悪な状況でも、その状況を最大限利用することを考えるべき」といった言葉を教訓の一つとして持っています。そしてその根本は「常に発想の転換を試みること」と。
まだまだ予断を許さない状況ではありますが、状況を見極めながら、ピンチをチャンスに変えていきたいと思います。
皆様、がんばりましょう。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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