よくお客様に当社のブースはシンプルですね、と言われます。

同業の方々にも。
そこには、単純に「シンプルでカッコイイ」という意味合いもあるかと思いますが、時には「そんなにシンプルで本当に言いたいことが伝わるんだろうか」という心配の気持ちもあるようです。
ほとんど文字もなく、説明パネルも少ない。そんなイメージで大丈夫なのか、と。

結果を先に述べると、ブースはシンプルで大丈夫です。ただし、かなり計算ずくの慎重な検討をしたデザインである必要があります。
と、言えます。

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伝えたいことを伝えるシンプルな展示ブース

同じシンプルなデザインでも、「ただシンプルできれいなだけのデザイン」と「計算した上での戦略的なシンプルさ」とは全く異なります。前者のブースには綺麗でもあっても人は集まらない、後者は綺麗な上に来場者も集まる、という結果になります。
例えば、文字を例にとると、ブースの壁などに文字をたくさん並べたからといって、お客様に伝わるでしょうか。
お客様は、ブースの前でじっと長い時間をかけてそれらを読んでくれるでしょうか。多分、NOです。

もし、そんなに長い時間読んでみようという殊勝な方がいても、どこかのタイミングでスタッフが営業のお声掛けをするはずです。もちろん、全てを読んでくれなくても、そのどこかの言葉が引っかかってくれればいい、ということになりますが、その場合、読んでほしいキーワードなりを効果的に、計算づくで並べる、という方法が適切です。つまり、文字を多く書き込んだり、パネルにたくさん山盛りに書き込んだりすることの大半は自己満足、という場合がほとんどなんですね。それは結局来場者目線ではなく、自分目線。

「お客様がブースを見るのはほんの一瞬に過ぎない」
「お客様は基本的につかまりたくない、と思っている」

これは、当社が掲げるブースデザインの基本前提です。
多くの言葉を書き込んでも、結局読んでもらえない。
だったら、本当に読んでほしい言葉、本当に伝えたい言葉、単刀直入に「寄ってみたい」と思わせる言葉、そんな言葉をもっとも「気づいてもらいやすい位置」に「読みやすく」配置する。
これがとても大事なことになるんですね。
ただし、この場合、その言葉選びがとても重要です。大事な一言なのに、「世界に貢献します」のような漠然とした理念のようなものを掲げても効果はありません。「当社は○○が得意です」というような直球言葉が有効です。
当社がシンプルな理由、その一つがこれです。本当に言いたいことをシンプルに直球で伝えるためのシンプルさ。

シンプルな展示ブースが良い印象を与える

そして、もう一つの大事なキーワード。
それは、「展示会ブースは、伝えること半分、魅せること半分」という言葉。
これは、それぞれが半分ずつの力しか発揮してはいけない、という意味ではなく、どちらも同じ力加減にしなければいけない、という意味になります。
ほとんどの出展社さんが前者の「伝えること」に注力し、あれもこれもと出来るだけ多くの商品をブースに並べようとします。その結果、ブースの中はなんだかよくわからいゴチャゴチャした状況になります。よく見ると一つ一つはとてもいい商品なのに、ブースが騒然としていて、結果的にブース全体のイメージ=会社イメージ=ブランドイメージを下げてしまっている、そんなブースをよく見かけます。いろいろとブースに商品を置きたい気持ちは分かります。ですが、そこは何を一番知ってほしいのか、ブースで一番に伝えたいことをしっかり整理して置く商品を選ぶ必要があります。そしてその選んだ商品を、200%よく見えるように置き方・見え方を工夫します。一つ一つを丁寧に。
どうしてもお客さんに見せたい商品がある場合、展示台の下にしまっておいて、商談の際に「こんなものもあるんですよ」と出して見せる、という方法もあります。
何を展示台に出しておいて、何を後方に(収納の中に)置いておくか、そのためには「お客さんにまず何を伝えたいのか」をとことん考えることが大事なんですね。ここでも大事なのは「来場者目線」です。
ブースを見た時に感じる印象、これはブランディングの一部と言えますが、商品を見せることと同じくらい、「良い印象を与える」ことは展示会に出展する上でとても大切です。
当社は、このようなことを考えながら、シンプルでありながらも計算ずくのブースを検討しています。
意味のないデザインは一切ない。それが当社のブースです。

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