展示会ブースを計画する時に、「装飾」という言葉と「ブースデザイン」という言葉が出てきます。

その違いってなんでしょう?

これはあくまでも日頃ブースデザインの仕事をする中で感じる私の私見なので参考程度にお読みいただければと思います。

私の感じる「装飾」と「ブースデザイン」の違いは、ブースの基本構造を扱うかどうか、だと感じています。この場合のブースデザインとは「ブース設計」と言い換えてもいいですね。もちろん広義に「ブースデザイン」というと装飾することもは含まれるのでしょうが、ここでは、装飾と対になる言葉として使っています。そして、私の場合ですが、ブースデザインと装飾を包括する言葉として「ブースづくり」という言葉を使用するようにしています。

(ブース)装飾とは?

パッケージブースなど「既に形が決まっているブース」に対して、パネルや商品を設置したり、のぼりを立てるなど、展示ブースの表面を飾り付ける(装飾)することによってブースを完成させること。

ブースデザインとは?

何もない小間形状(スペース渡しの状態)から検討を始め、ブースの基本構造(壁・展示台構造等)から検討し、ブース全体を構築すること。ブース設計。

ですので、パッケージブースや中小企業支援団体等による集合ブースにおける個々の企業の展示部分など「既に形状が決まっているいる場合」のブースの「飾り付け」の場合は装飾。何もないところからブースそのものを考えていく場合はブースデザイン。そのような意味合いで使用しています。そして、それら「装飾」「ブースデザイン」の言葉を包括する言葉、つまり、ブースを作り上げることを「ブースづくり」と総称して表現する、このように定義づけしています。

ブースづくりとは?

装飾、ブースデザインなど展示会においてブースを作ること全般を指す総称。

 

展示会業界では、ブースをつくることを総称して「装飾」と言われることも多いのですが、私の場合このように考えて使い分けています。「使い分けて」と言っても、会話をする際の表現の違い程度のことではありますが。

ブース「デザイン」というと、何かアート的なものをつくるイメージがありますが、デザイン的に(見た目的に)素晴らしいものをつくる、というものだけがデザインではなく、「その企業のイメージが来場者に好意的に映るようにブースの見た目を整える」ということも「デザイン」だと考えています。

当社は常に展示会ブースを考える際にはこの意味でのデザイン性と集客性の両立を大切にしています。この姿勢において、ブースを1から作ることを「ブースをデザインする」と表現するようにしています。

著者プロフィール

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

2021.9.16@品川 ブースデザインセミナーご予約受付中

PENGUIN REPORT/ 展示会「業界関係者向け」セミナー

ペンギンリポートは、当社が日頃業務を行った際に気が付いたことをまとめて発信いたします。今回は現在のコロナ下で当社が携わったブースの中で、試したことや気が付いたことなどを取りまとめ、今後どのように展示会を検討していけば業務がうまくいくのか、事例を交えながらお話しいたします。