EXHIBITION|JAPAN HOME SHOW2014 ジャパンホームショー2014
HALL|東京ビックサイト
SIZE|3m×3m×2.7m(1小間)
CLIENT|有限会社プラスワン 様

今回、JAPAN HOME SHOWにご出展されたプラスワンさん。当社に初めてご依頼をいただきました。プラスワンさんは主にハウスメーカーさんの模型製作をされていて、全てのパーツを自社で制作されています。
当社もブースデザインご提案の際は必ず模型を製作するのですが、プラスワンさんの模型パーツには様々な種類があり、見ているだけで楽しくなります。ご提案するにあたり、実際に制作現場の見学に伺ったのですが、模型に便利な道具や製作方法の参考になることも多く、とても勉強になりました。

今回、ブースをデザインするに当たっては模型の制作会社、ということがよくわかるように模型の完成系だけではなく、そのパーツ類を置こうと考え、ブースの中央の展示台の上にはアクリルボックスに模型パーツを大量に入れディスプレイしてみました。

個人的に注目したのは1/100の白の車。設計者が色を付けていない段階の白模型。この段階に車を置きたいのですが、現状あまりいい小さな模型用の白い車はないのです。この会社さんはその白い車も自社で制作されているのです。今回の展示会でこの白い車をノベルティーとして配布することにしました。ちょうど最近新しい製作方法の白い車に仕様変更したそうで、これまで使用していた白い仕様の車が大量に在庫が余っているとのことでしたので設計者さんたちはきっと欲しがりますよ!とおすすめしてみました。

今回ブースのサイズは3m×3m、高さは2.7m、1面開放型です。
ブース全体のイメージは白にし、全体的に明るいイメージに。壁面部分にはグラフィックと模型写真を数パターン入れています。サイドの壁面には棚を造り、模型をディスプレイしています。内照式照明を仕込みきれいに展示しています。棚の下の段には模型作業の風景がイメージできるように段ボールや模型パーツを無造作に置いています。
上部には梁をつけ、壁面に向けて照明をあてるようにし、ブースの中を明るくしています。

ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾

ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾
ブースの中央に設置した展示台の上にはアクリルボックスに模型パーツを大量に入れてディスプレイ。
ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾
さまざまな種類の模型パーツをディスプレイしています。
ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾
通路からは壁面グラフィックが見え、目にとまるようにしています。
ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾
通路からすぐに目に付く場所へキャッチの言葉を書いています。
今回はシンプルでストレートに「建築模型の専門家です。」にしています。

ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾

ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾

ジャパンホームショー2014の展示会ブースデザイン装飾
会期中はこのようにブースは人で賑わっていました。
来場者はブースの中央の展示台にディスプレイしてあるさまざまな模型パーツに興味を持ち、展示台のまわりにはたくさんの人が集まって来ていました。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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