HALL|大阪店舗
CLIENT|岡本株式会社 様

「ココピタ」など靴下で有名な岡本さんから自社ショールームでの展示会のデザイン依頼がありました。今回、展示会場は岡本さんの本社、大阪と船橋での展示会となります。まずは会場に現調をしに行き、お話しを伺いしました。今まで展示会を開催するにあたり、商品数やブランド、さまざまなイメージの商品がたくさんあり、ごちゃごちゃと雑多に見えてしまう。どうにか素敵な空間で商品をみなさんに見てもらいたいというお話しでした。

まず、当社は今回の展示会全体を一つのイメージに統一し、フロア全体を今回の展示会ビジュアルに揃え、壁面のもともとあるグラフィックを隠し、グラフィックの壁面を木工で造ることにしました。会場全体の壁面すべて同じイメージの壁面になると、自然に全体の統一感を出すことができます。更に、会場入口は来場者が会場に入る時、わくわくするような仕掛けをすることにしました。

岡本のスタッフさん達と話し合い、マネキンを置く事になったのですが、普通においても面白くない。インパクトとわくわくするようなイメージにしたい。と考え、動きのあるスタイルのマネキンを置く事にしました。装飾は岡本のスタッフさんがカラービジュアルに合わせ製作してくださいました。会場入口の間口は敢えて狭くし、木工で壁面を造りグラフィックで今回の展示会イメージを全面的に表現。狭い間口から一歩入れば広い展示会場となるようにしています。

会場二は天井からタペストリーを吊るし、広い空間をブランドごとにスペース分けするイメージで設置しています。各ブランドごとに什器を制作しました。商品を展示したり、パネルを置いたりできる展示台、そこには壁面を造り、商品イメージのパネルを大きく見せてるようにしています。実際に店舗什器もきれいに並べ、導線を考え設置しています。もともと会場にあるモニターは商品イメージ動画を流し演出。

今まではどんなにすっきり見せようとしてもごちゃごちゃとなってしまい、商品アピールがうまくできない。見えにくいスペースとなってしまっていたとのお話しでしたが、今回はフロアの通路、来場者が通る導線も十分とることもでき、各ブランド一つ一つをエリア分けし、見やすく、すっきりとした展示になったと思います。
商品数が多く、ブランドイメージの違いがあるものが多くても、会場全体のイメージが統一された空間づくりは出来るのです。

大阪店舗の展示会ブースデザイン装飾

大阪店舗の展示会ブースデザイン装飾

大阪店舗の展示会ブースデザイン装飾

大阪店舗の展示会ブースデザイン装飾

大阪店舗の展示会ブースデザイン装飾

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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