EXHIBITION|FILMTECH JAPAN 第16回 高機能フィルム展
HALL|幕張メッセ
DATE|2025.11.12-14
SIZE|6m×5.4m×3.6m(4小間)
CLIENT|デクセリアルズ株式会社 様
アイデアをイメージ図にしてオーダーする企業
デクセリアルズ株式会社は、スマートフォン、自動車領域等に機能性材料を提供するメーカー。主力商品は光学フィルム、液状接着剤、粘接着フィルム、電子デバイス、光学デバイスなど多岐にわたります。
SUPER PENGUINの展示デザインの考え方をよく勉強されている担当者が、毎回、過去のブースデザイン実績からイメージを選び、アイデアを加えてオーダーされるので、そのアイデアをもとに現実的に利便性のいい図面を起こすという手順でブースをつくっています。

社員スタッフによるトークコーナーを設置
通路に向けてモニターを設置し、来場者にプレゼンテーションができるスペースとしました。話をするのは各部署の社員スタッフで、デクセリアルズのブースでは初の試みでした。
Dexerialsのロゴは一つだけが見える状態であることが使用ルールに定められているので、3面開放の各1か所にロゴを配置。モニター上部、モニターからブース外周を右へ回った梁、そしてブースの内部に1か所です。
床は濃いグレーのパンチカーペット。来場者が心理的に入りやすい色合いにしています。

ブースの壁の高さは3.6mと会場規定内で高めに
黒い梁にしているのは、見上げた時に会場の天井と一体化して圧迫感がないためです。
梁に合わせて、柱部分も黒にしてアクセントとしました。
全体は白をベースにしながら、黒い梁と柱でメリハリを付けています。

展示台のほとんどがオープン収納・隠し収納付き
多部署が参加しているので、展示台ごとに部署を分け、展示品や私物も各部署で管理ができるように、ほぼすべての展示台を同じ収納付きのデザインとしています。
搬入・撤去時に使用するケースや段ボール箱を展示台とセットにしておくことで作業がスムーズになります。
モニターを正面として、左右の開放部には移動のできる展示台を置きました。
通路に向けて配置を変え、受付・インフォメーションデスクにできます。

梁からパネルを吊るして開放的なブースに
アイランド状の展示台は、前後で部署が異なるので、展示台の中央に背を立て、その真上にパネルを吊るしました。
展示台に背を立てることで、商品が見やすくなります。
また壁ではなく、パネルにすることでブース内の見通しがよくなります。

表裏のパネルの間に板を入れて見栄えよく
表裏のパネルはそれぞれにグラフィックを出力し、間に板を挟むことで見栄えよく、安定させています。
板を挟むとパネルが波打ったような状態になったり、人の動きで揺れることがまずありません。
パネルはデクセリアルズが制作したものを持ち込んでいます。
フィルムの透明性を見せるためにペンギン2羽も出張。
ガラスやアクリルにデクセリアルズ開発のフィルムを貼ると立っている人が写り込まずに商品がクリアに見えることを伝えています。
光の当たり具合が大切なので設置位置は細かく調整しています。

梁には照明を設置
パネルや壁面、展示台上を照らすために梁にはいくつもの照明を付けています。
梁はブースの壁を構造的に安定させる役割も担っています。

モニターを使って社員によるプレゼンテーションを実施
タイムスケジュールを組み、モニターとマイクを使って社員によるプレゼンテーションが行われていました。
あえて段は設けず、来場者と同じ目線でフラットに話ができるようデザイン。
モニターは高めに設置し、遠巻きにしている人にも画面が見えるようにしています。

◆会場について
高機能フィルム展は、東京・大阪・名古屋で開催されている展示会。
東京会場は幕張メッセでした。幕張メッセはどちらかというと照明が暗めの会場なので、梁を黒にしました。
◆小間位置について
会場奥の壁際でしたが、大勢の人が集まっていました。
◆スタッフについて
部署が多く、社員スタッフも多いため、賑わいのあるブースに見えるところが利点。
賑わっているブースには見るべきものがあると感じられるので来場者も集まります。
(文:田宮谷)
本記事の監修者について

- SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
- 兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)
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