EXHIBITION|SDGs Week EXPO 2025 エコプロ2025
HALL|東京ビッグサイト
DATE|2025.12.10-12
SIZE|9m×3m×2.7m(3小間)
CLIENT|SUPER PENGUIN株式会社

ブースデザイン制作の立場からエコ提案

昨年に続き、SUPER PENGUINとしてエコプロに出展しました。
エコプロは、日本経済新聞社などが主催する日本最大級の環境・SDGs専門展示会です。

出展テーマは昨年と同様、古紙を利用して「展示会業界の木材廃棄量をゼロにする」ブース造りの提案です。

ブースをつくるのに、木工と別の構法をつくり上げるのではなく、木工の特徴、製造体制をそのまま維持しつつ、そこに紙の材料(再生板紙)を加え、「素材を置き換える」という手法で、削減を目指すという方法。この手法を拡散する活動をしています。

来場者はもちろん、エコに関心の高い出展社、ブースの設営を請け負っている施工会社に向けても理解を深めてもらうことを目的としました。SUPER PENGUINがエコプロに出展し、ブースデザイン制作の立場からエコ提案をしました

再生紙板の薄茶色の素材のままで施工方法も見せる

SUPER PENGUINは、通常、白を基調にブースをデザインしますが、今回は古紙を使った素材そのものを見せ、施工方法も説明するために白い経師を貼って仕上げたのは、4台の展示台のうち1台のみ。

一見すると木工なのか、紙素材なのかがまったく見分けがつきません。

4台の展示台は、左から再生板紙を提供している株式会社日本化工機材、施工会社の株式会社アド・スペース、SUPER PENGUINです。それぞれに資料を置き、商談できる場としました。

メイン通路に面した4台目は、他の3台よりも大きな展示台で、3社の資料を設置。
壁面のモニターを使って板紙工法についてトークショーをするスペースを造りました。

再生紙板の薄茶色の素材のままで施工方法も見せる

「再生板紙工法」は木工と同じように設営が可能

左端の展示台には、「再生板紙工法」用につくられている板や角材の種類や強度が木材とほぼ同じであることを手に取って確認できるようにしています。
また、木工と同じように設営できることを説明するために、壁面は角材で壁を補強している状態や柱などが見えるようにしました。

「再生板紙工法」は木工と同じように設営が可能「再生板紙」の端材を展示

木工から再生板紙に置き換えるだけ

ブース壁面は施工の実態を見せる場所。施工途中の状態が目立つように照明を当てています。
紙素材ですが、木工と同じように扱えるので、シンプルに置き替えが可能。
展示台の蹴込みなども、いつものPENGUINブースと同じように作っています。

木工から再生板紙に置き換えるだけ

施工の裏側を見せるイメージにデザイン

今回は施工中をイメージさせる壁面がメイン展示です。
ストックヤードの内部を開放するような形で左右、正面の3方向から工法を見られるようにデザインしました。

施工の裏側を見せるイメージにデザイン

「再生紙」から「ブース」を作りました

キャッチコピーは「再生紙からブースを作りました」。
再生紙とブースを目立たせています。

「再生紙」から「ブース」を作りました

施工会社の社員が工法を説明

SUPER PENGUINの協力企業であるアド・スペースの牧野さんが来場者に工法を説明中。
ブースの木工のすべてを再生板紙に置き換えが可能です。

施工会社の社員が工法を説明

右の壁面グラフィックは廃棄される木材の写真

SUPER PENGUINの白い展示台の後ろのグラフィックは、展示会閉会後に廃棄される木材の量を実感してもらうための写真。
東京ビッグサイトをはじめとする展示会場では、展示会が開かれる度に大量の木材が廃棄されています。

右の壁面グラフィックは廃棄される木材の写真

ブースの模型とPENGUINA5判カード

SUPER PENGUINでは、原則として展示会ごとに模型を作成しています。
PENGUINA5判カードは「再生板紙工法とは?」と題して、表を黄色、裏をグレーで作成しました。

ブースの模型とPENGUINA5判カード

モニター前の展示台の足元にはペンギン

モニター前の総合展示台を囲んで説明が聞けるように、展示台をグレーのパンチカーペットのやや内側に置いています。
キャラクターのペンギンも出張しました。

モニター前の展示台の足元にはペンギン

展示台の側面にはいつもどおり文字入れ

SUPER PENGUINのブースとして、素材提供、施工、デザインの3社を紹介。
展示台側面や柱には、いつもどおりテキストを入れました。

展示台の側面にはいつもどおり文字入れ

このブースは「古紙」からできています

テーマをわかりやすく、ペンギンが案内。
SUPER PENGUINでは、古紙を活用したエコ展示ブースを今後も広めていきたいと考えています。

このブースは「古紙」からできています

SUPER PENGUIN竹村によるトークショー

モニターを使って、木材廃棄の問題と解決法の一つとしての「再生板紙工法」を竹村が説明しています。

SUPER PENGUIN竹村によるトークショー

再生板紙をお土産に

エコプロは、小学生も見学にくる展示会。
再生板紙で工作を楽しみ、持ち帰れるようにしました。

短冊、ツリー型などにした再生板紙の端材に、好きなスタンプを押してお土産にできるコーナーです。12月だったのでツリーのスタンプ、ペンギンのスタンプなど数種類、板を吊るす紐やインクもカラフルに数種類を用意しました。

再生板紙をお土産に

◆会場について
エコプロ2026は東京ビッグサイトの東ホールで開催されました。

◆小間位置について
東4〜6ホールの、東5ホールに近い東6ホール、出入口側。3面開放の3小間でした。

◆その他
「出展者様への提案のひとつとして。他社との提案の差別化として。そして、展示会業界の環境対策のひとつとして、是非、本構法を知ってみてください。 まだまだ課題の多い構法ではありますが、多くの展示会企業が活用することで、一般化の可能性が広がってくる、と考えています(竹村)」
(文:田宮谷)

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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