EXHIBITION|SC BUSINESS FAIR2018 SC ビジネスフェア2018
HALL|パシフィコ横浜
SIZE|6m×3m×2.7m(2小間)
CLIENT|東洋メディアリンクス株式会社 様

SCビジネスフェアブースデザイン

SCビジネスフェアブースデザインSCビジネスフェアはSC(ショッピングセンター)の関係者が集まる展示会です。大手デベロッパーの企業をはじめSCを支えるサポート企業まで多くの出展社が毎年出展されています。東洋エディアリンクスさんはその中でも「音と香りと映像」で空間演出を行う専門家として出展されました。よくSCの中のイベント会場で、どっからともなくいい香りが漂ってくる、そんな空間の仕掛けを行っている会社様です。

今回の出展に当たって初めに色々とお聞きしたところ、今回のターゲットは来場者というより「出展社」とのことでした。それならば、と当社としては、「何度も来たくなるようなブースにしましょう」とご提案いたしました。通常、展示会では来場者の方は会期中そう何度もやってきません。ほとんどの方が一度全体を見て回られると、今回の展示会チェックはこれで終わり、という感じでそれぞれの会社に戻られると思います。しかしながら、出展者の方々がターゲットだと、会期中、休憩がてらでも何度か来ていただける可能性があります。

そのような理由から、まず「時間によって香りなどの演出を変える」という方法のご提案を行い、ブース内部をその「イベント会場」のように捉えてデザインのご提案を行いました。

内部のイメージは会期中どんなイベント内容でも合わせられるように「白」で統一。中央のテーブルでその時間のテーマに合わせた「イベント」が開催される、という考え方です。

ブース内でイベントを行う、ということは展示会出展上他の効果もあります。それは「滞留時間が長くなる」ということ。

来場者の滞留時間が長くなれば、ブースにより賑わいが生まれます。

ブースに滞留する場所を作ることができれば、来場者心理を考えた場合、「なんのブースだろう?」となります。

そこで、ブースの上部には、「音・香り・映像で空間演出」というキャッチの言葉を設置するようにします。遠くからも視認できるように大きな文字で。

このようにキャッチの言葉をしっかり選んで掲示しておくと、この言葉に反応した来場者が集まってきてくださいますので、つまり「見込み客」が比較的多く含まれている、ということになります。

これらの他、このブースには様々な考え方でデザインを行っています。

例えば、外観の色をカラフルにしているのは、遠くからでも視認しやすいように、つまりは目立つように、ということと、内部に香りの瓶を大量に陳列しているのは、「なんだろう?」と思っていただくためであり、「中に入ってみよう」と思っていただくための仕掛けなのです。

このように、望むターゲット層がしっかり集まるような工夫をこのブースでは数多く行っています。

そして、展示会が終了した時の結果は、というともちろん十分な成功です。

展示会後様々なところから引き合いがあったとのことで、次回2019年のSCビジネスフェアでは、倍の面積4小間でご出展となります。

当社としては、昨年以上の結果を出すよう、今からお客様と共に様々に検討しています。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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