EXHIBITION|NEPCON JAPAN2016 ネプコン ジャパン
HALL|東京ビックサイト
SIZE|12m×6m×3.6m(8小間)
CLIENT|株式会社ジュッツジャパン 様
ジュッツジャパンさんは上海に本社を持つ検査装置メーカーの日本法人です。実装基板の2D/3D外観検査装置、レーザーマーカーを製造しています。
今回、ジュッツさんからのご依頼は初めてでした。出展する展示会はNEPCON JAPAN。ブースの小間サイズは12m×6m、高さ3.6m、3面開放になります。ジュッツさんの扱われる商品はボードの外観検査装置となり、高さが1.8m近くのものになります。今回のブースでは敢えてオープンにしないデザインにしました。通路面をオープンにし、ブースを通路から見る形ではなく、来場者がブースの中に入って商品を見てもらうデザインにしています。
正面は開口部全てオープンにし、サイドの壁面は全てふさがずにチラ見できるようにしており、出入りもしやすい構成にしています。正面からの見え方は、奥までぬけるように、中央は通路とし、奥壁面にはジュッツさんのイメージをかっこよくそのまま表現し正面性も出したデザインにしています。
ジュッツさんの扱われている商品は大きい事もあり、ラインナップ全てをブースに並べることは出来ません。その為、実際にブースに置けない商品は壁面にグラフィックを入れスタッフが写真を指差し説明できるようにしてみました。位置は必ず人の頭より上に。こうすることで、ブースが賑わっていても見えるのでスタッフはどこからでもお客様にご説明できるのです。
ブースの正面はオープンに。両サイドの壁面はオープンすぎず、クローズすぎず、チラ見でき尚且つ出入りしやすいようにデザインしています。
上部はブースの中に吸い込まれるかのように傾斜をつけスティックライトを仕込んでいます。ジュッツさんのブランドイメージをそのままかっこよく表現しています。一番手前のサイド壁面は上部のデザインに合わせ斜めにし、デザインを統一させています。
商品の裏側が見えないよう、壁面を使って目隠し。通路からはその壁面にグラフィックを入れて商品の画像と説明を入れています。
上部梁からはタペストリーを吊るしています。ブース内のスペースがあきすぎないよう、ちょうどいい空間バランスにする効果もあります。長さは床スレスレくらいに。同じサイズ感で3枚設置。奥行き感も出すことができます。
床はパンチカーペットではなく、長尺シートの白を使用。カッティングシートで商品の寸法を表記しています。こちらは実際に説明にもできますが、センス良く見せる方法でもあります。
壁面上部には実際にブースに並んでいない商品ラインナップをグラフィックで見せています。
本記事の監修者について
- 兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)
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