EXHIBITION|interiorlifestyle Tokyo2019 インテリア ライフスタイル2019
HALL|東京ビックサイト
SIZE|3.0 m×3.0 m×2.7 m(1.0 小間)
CLIENT|株式会社マルアイ 様
今回、インテリアライフスタイルにご出展のマルアイさん。何度もブースデザインをしているのですが、今回は「原点」ということを意識し、ブースデザインをしてみました。
「ありがとう」と表面に書かれているシンプルな付箋。「こころふせん」と言えば、多くの店舗で取り扱われている付箋の商品の中では既に人気の商品です。今回は、そのこころふせんの「原点」を改めて表現するブースとしました。
商品の持つ世界観を表現するため、全体を白基調とし、余白を多めに。上部には、原点であるデザインを表現するため、「ありがとう」「おつかれさま」の言葉を掲げ、商品が元々持っている世界観を空間として忠実に表現することを試みました。
上部梁から和紙をタペストリーにして吊るしています。
今回、マルアイさんのブースは、3m×3mの1小間。2面開放のパターンです。正面はオープンにし、サイドの壁は半分オープンにしています。サイド通路側からは真っ白なブースが目にとまり、内の照明の明るさに目を引かれ中が気になって入ってくるという流れを作っています。外側は敢えて照明を少なくし、会社名は明るく、ブース内を更に明るく見えるような仕組みにしています。
正面の通路側には、メインの展示台を設置。展示台は掘り下げ、商品を並べてアクリル板でふさいています。展示品は、マルアイさんの歴史を見せるイメージで、歴代の様々な商品を展示しています。実際、見てみると美術館の展示のようになっています。会期中は展示台に人だかりができ、とても賑わっていました。通路から見える位に人だかりができていると、遠くにいる来場者はあそこに人がたくさんいるけど何だろう?と気になるものです。人が賑わっているブースには人が更に集まりやすくなるのです。1小間のサイズはなかなかブースの中まで人が入ってきません。
通路際に展示台を設置し、通路から見えるくらいの人だかりがつくれれば、集客結果が良くなるのです。今回、マルアイさんのブースは、正面に人だかりができていても、サイドの入口からも中に入ることができ、奥の壁面にある商品やパネル説明もしっかり見ることができます。
床も壁面も真っ白に。照明の反射により更にブース内を明るく見せ世界観をつくる。
正面通路側に設置した展示台に人が集まるポイントを作っています。遠くの人からも人だかりが見えるようにし、気になってブースに近づいてくれることを目的としています。
壁面部分には、シリーズごとに商品画像をパネルにして説明と共に見せています。パネルの下には、商品がディスプレイできる棚を設置しています。
本記事の監修者について
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METHOD/は、当社が日頃ブースのデザインを行っている中で、この手法を用いれば集客に成功する、と実感した手法、実際に集客に成功した手法をとりまとめてお伝えいたします。常に出展者に寄り添い、共に「出展成功」を考える立場だからこそ気が付くこと、展示会ブースを行う立場だからこそ気が付くことをお伝えいたします。