EXHIBITION|Care TEX 東京 ’22 ケアテックス ’22
HALL|東京ビックサイト
DATE|2022.03.09-11
SIZE|5.4m×2.7m×2.7m(2小間)
CLIENT|株式会社WASARA 様

 

株式会社WASARAは、軽くて破損がなく、環境に優しい「紙の器」を製造販売しているメーカー。
日本らしい美意識がフォルムに表現された「紙の器」は、竹とバガス(サトウキビの繊維)で作られていて、90日で土に戻るサスティナブルな製品です。

ご依頼のきっかけは2020年のギフトショーでした。WASARAは、東京都中小企業振興公社の集合ブースに出展されていて、会場でお声がけをいただきました。

今回の展示会が単独での初出展。介護用品、介護施設向け設備、サービスに特化した展示会のケアフードエリアに出展しました。使い捨てにできる「紙の器」は、衛生管理に気を遣う介護の現場でも安心です。また、美しいフォルムは敬老の日など特別の日にも映えます。
「紙の器」の価値を正しく伝えることがテーマでした。

会場内のブース位置は、入り口からは離れた奥。照明を設置している梁に商品を吊るして、遠くからでも目につくようにしました。通路際には、人が滞留しやすいように展示台を設置しています。

曲線が美しい「紙の器」。商品を自由に手に取って見られるように置き方も工夫しています。

カタログは、どちらから流入してくる人も手に取れるようにブースの正面と角の側面に設置。

ブースの色はクリームがかった白にして、白い商品が際立つようにしています。

こちらが会場入口からすると奥側。左手から流入してくる人の目にとまる側面の壁にもキャッチコピーを配置し、カタログに手がのびるようにしています。

メインの展示台の裏側。名刺や筆記用具をオープン収納に、扉の中にはスタッフの私物や商品を収納できるようにしてあります。

ブース奥の壁面に貼り出したグラフィックは「紙の器」を使うシーン。手前の展示台からも説明に使える大きさ、人が集まっていても見える高さ、ブース全体のバランスに配慮しています。

梁から吊られた「紙の器」は、空調の風に揺らいで人目を引きます。
通路側の展示台。WASARAの特徴を記したコンセプトボードの手前に、21種類のバリエーションを展示。

商品をラフに並べることで、手に取って見やすいようにしました。
WASARAの担当者様からは、「ブランドイメージを正確に伝えることができた」「楽しさを伝えられるブースで、自然と足を止めてもらえる機会が多かった」「接客に集中できた」と嬉しいお声をいただきました。名刺獲得枚数も1日平均100枚程度、3日で300枚を超えたとのことでした。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

2024.8.6(火)@東京|"最強の結果"を出すブースデザインセミナーご予約受付中

METHOD/TOKYO|展示会出展者・業界関係者向け

「最強の出展結果」を出す展示会ブースデザインの手法

METHOD/は、当社が日頃ブースのデザインを行っている中で、この手法を用いれば集客に成功する、と実感した手法、実際に集客に成功した手法をとりまとめてお伝えいたします。常に出展者に寄り添い、共に「出展成功」を考える立場だからこそ気が付くこと、展示会ブースを行う立場だからこそ気が付くことをお伝えいたします。