スタッフの待ち方も重要。「構えて」待ってはいないか?

通路に向かって「待ち構えて」いないか。「動的待機」が重要
来場者がストレスなくブースに取り付くことができる「雰囲気」をつくること

ブースの前に複数のスタッフが立ち、通路を見渡しながら、来場者を待つ姿。実はこれがもっともしてはいけない「待ち方」です。どれだけ集客ができるようにブースを計画しても、この「待ち方」で集客は大きく変わってきます。大切なことは来場者に圧迫感を与えないこと。来場者は基本的に「つかまりたくない」と考えるものです。通路際に展示台を置いたら、必ずその前には立たないようにしましょう。必ず開けておいて自由に来場者が取り付けるようにします。

出展者のスタッフは、その際「動的待機」を行います。「動的待機」は文字通り動きながら待つこと。展示品を直しながら、資料を整えながら、来場者に「待ち構えている印象」を与えないように待つのです。出展者同士の会話、立ち話も展示会ではOKです。またブースに来場者が誰もいなくなったら、スタッフの一人が「来場者のフリ」をしてブース内を見て回りましょう。いわゆる「さくら」です。来場者は誰もいないブースには入りにくくなるもの。スタッフの一人が来場者のフリをすることで「入りやすい雰囲気づくり」を行うのです。来場者がブースに取り付いたらお声がけしますが、その際には斜め後ろが有効です。前からだと警戒され、真後ろからだとびっくりしてしまいます。視界の端から、という感じがお互いにとって自然なんですね。

  1. 通路際の展示台の前は必ず「空けておく」こと。
  2. スタッフは、ブース内部にいる場合は作業をしているフリをすること。
  3. 通路に立っていることもOK。その場合、スタッフ同士の会話もOK。
  4. 来場者へのお声がけは「斜め後ろ」から。
  5. 来場者がブースにいなくなったら、「さくら役」を置くこと。

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