通路際から手を伸ばせる範囲。実はここがもっとも大事な場所

・自分が見せたいものではなく、来場者が興味を持ちそうなものを置くこと
・動線を考慮し、照明の当て方、展示方法を入念に検討すること

来場者は基本的に「つかまりたくない」と思っているものと当社では考え、この前提でブースを検討します。より多くのブースを見たいと思う来場者はブースの中へは簡単には入ってきてくれません。それを踏まえてブースは検討するべき、と考えます。その意味で、ブースでは「来場者が手を伸ばせる範囲」である通路際をどう設えるかが重要になってきます。ここは、来場者が初めてブースに取りつく場所。当社ではこのような機能の場所を「ファーストコンタクトゾーン」と呼んでいます。

この場所には、来場者がふと手に取りたくなるもの、気になるもの、何だろう、と思うものを置くようにします。その際、必ずしも出展者側が考える「今年の新商品」ではないことに注意が必要です。大切なのはあくまで気を引き、「寄ってみたい」と思わせること。そして、この場所での来場者の「滞留時間」を延ばせることができれば「ブースの前に常に人がいる」状態になり、他の来場者が集まりやすくなってきます。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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