EXHIBITION|FABEX東京2025 ファベックス第4回お米未来展
HALL|東京ビックサイト
DATE|2025.04.15-17
SIZE|6m×3m×2.7m(2小間)
CLIENT|群馬製粉株式会社 様
群馬製粉株式会社は、上新粉、糯粉、アルファー粉、きな粉といった幅広い米粉製品を展開し、和菓子・洋菓子・パンなど多彩な用途に対応する粉製品の総合メーカーです。
今回、食の総合展示会「FABEX(ファベックス)」―デザート・スイーツ&ベーカリー展、お米未来展、食品&飲料OEM Expoを含む大規模イベント―の米粉エリアに出展されました。
これまでも展示会出展の実績を重ねてきた同社ですが、当社SUPER PENGUINがサポートさせていただいたのは今回が初めて。展示会ご担当者が日頃から弊社デザインに関心を寄せてくださり、「ぜひSUPER PENGUINに」と社内で推薦いただいたことがきっかけでした。ご要望はSUPER PENGUINらしい「白を基調とした明るいデザイン」。
清潔感のある空間で、米粉の種類や製造へのこだわりを、和菓子店やパティシエをはじめとする来場者へわかりやすく伝えることを目的としました。
2小間サイズで2面開放の角位置に配置されたブースは、梁がない構造を活かし、白い床と白壁を組み合わせて明るさを強調。通路側のメイン展示台にはフレームを設置し、照明を効果的に当てることで商品が浮かび上がるような印象を演出しました。通路右側の展示台にはタブレットと商品を配置し、説明や商談がしやすい導線を確保しています。
会場内でも特に光を放つような明るいデザインが目を引き、遠くからでも視認できるブースです。
2小間ながらも6~7名のスタッフが常時立ち会い、活気ある雰囲気を保っていました。
キャッチコピーは「米粉に悩んだら群馬製粉へ」「米粉専門」といった端的でわかりやすいフレーズを採用し、通路側の壁面2か所に大きく掲示。さらに和菓子の写真を加えることで、来場者が用途を即座にイメージできるよう工夫しました。
左壁面中央には、国産よもぎ粉に関する案内を掲出。生のよもぎを精製するという稀少性をアピールし、実際の葉を展示することでリアリティを加えています。
壁面グラフィックには、業務用の大袋に入った米粉やきな粉をずらりと並べ、群馬製粉の豊富なラインナップを一目で理解できるデザインに。
展示台には蓋付き容器で実際の米粉サンプルを用意し、A4サイズのパンフレットを立てかけて来場者が手に取りやすいように配置しました。種類ごとに「和菓子・洋菓子・パン」への具体的な活用方法も提案。営業スタッフは普段からサンプルを製作していて、全員が和洋菓子・パン作りに精通しているそうです。
メイン展示台はフレームの真下に高さ10cmほどの台を置き、ブース内部と通路に面した試食コーナーを分けています。
試食コーナーでは、おだんごを5つのカテゴリーに分けて提供。仕切り板を使うことで見た目にも種類の違いがわかりやすくなります。白い天板に仕切りも白板がSUPER PENGUIN流。
カテゴリーの5つ目つは「国産とアメリカ産 だんご生地の違い」を食べ比べできる仕組みです。
毎朝、大量の試食品入りカップをぎっしりと並べてスタート。おだんごのサイズ、カップの大きさ、仕切り板やキャプションの寸法、文字サイズまで綿密に計算し、統一感のある印象を作り出します。
壁面側の展示台では、製粉した米粉をスプーンで直接触れていただける仕掛けを設け、「さわってみてください」とキャプションで誘導。
最も強調したのは「01米粉」という大きな文字。視覚的に必ず目に入るサイズで掲示し、関心を持った人には詳細を読んでもらえるように情報の階層を設計しました。
製品袋と中身をボウルに入れて並べ、質感や見た目の違いを直感的に伝えています。
試食では白玉風のおだんごが来場者の手に取られ、カフェモカ大福、よもぎ餅、きなこ餅、みたらし団子などが好評を博しました。
試食コーナーに人だかりができることで自然と周囲からも注目を集め、さらなる集客効果を生み出しています。
メイン展示台側面には「米粉・専門」の文字を木目調デザインで掲示し、和のイメージや国産らしさを視覚的に演出しました。
◆会場について
FABEXは東京ビッグサイトの東1・2・3ホールを使用し、デザート・スイーツ&ベーカリー展、お米未来展、食品&飲料OEMなどがテーマごとに展開されます。群馬製粉のブースは「お米未来展」の米粉エリア、東2ホール入口近くに位置。入口からまっすぐに進んだ奥の通路に試食品を出しているブースが集められているので、来場者の多くはまず奥へと向かって流れます。
◆小間位置について
米粉コーナーは東2ホール入口を入って右手に配置され、入口からの通路沿いの集合ブース「米粉パビリオン」と隣接。2面開放の白く明るいブースは、入口から進む来場者の視線を自然に誘導し、立ち寄りやすさを高めました。
◆スタッフについて
6-7名のスタッフがいて、他のブースの見学も順次されていたようです。スタッフは通路にブースを向いて立つことが基本。試食品を覗き込んでいる人がいると、来場者も近づきやすくなります。お客様と横並びに立って、話しかけるとスムーズに会話が始まります。
◆その他
試食用のおだんごはほぼ完配。
群馬製粉担当者様からは「今までにないブースにしたいと考えていました。SUPER PENGUINのシンプルで明るいブース、デザインから施工まで一貫して対応できるところも非常に良かったです。商品の見せ方や試食の種類、並べ方を含めて大変参考になりました。ディスプレイが良いとの声も実際にありました。また、製品(米粉類の業務用袋)を壁紙にプリントするインパクトは、多くのお客様に我が社の製品の種類の多さを知っていただくことになり、立ち寄っていただくきっかけにもなっていました。SUPER PENGUINにお願いして正解でした。ブースには終始多くの来場者が訪れ、群馬製粉の米粉製品への関心の高さが数字以上に体感できる結果となりました。2小間でしたが、3小間でも良かったかも・・・』という感想をいただいています。
(文:田宮谷)
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