EXHIBITION | NEPCON JAPAN ネプコンジャパン

SIZE|6m×5.4m×H3.6m(3.6小間)


NEPCON JAPAN | 横河電機株式会社

横河電機さんは業界的に知らない方はいない大手の会社様。取扱い商品(サービス)も多岐に渡ります。横河電機さんのような業界の展示会での特徴は、その商品そのものがエンドユーザーに届く最終商品ではないため、その見せ方はどうしても「デモ」であったり、「説明パネル」であったりします。そんな時、起こりがちなブースデザインは統一感のない雑然としたブースの印象。今回はいかにそうならないようにするかを考えブースを検討しています。

ブースに統一感をとる

今回の展示会ブースでは、ブース全体が雑然とならないよう、まずはブース全体の色を横河電機さんのブランドカラーの中から「黄色」をベースにその他をモノトーンで構成しています。その上で、雑然となる主な原因となる「デモとパネルの展示部分」をいかに統一感あるようにデザインするかに注力しました。まず壁面に掲げるパネルはブースのイメージに合うように色とフォーマットを統一して再構成し、パネル部分の壁面の下に段差を設けることで下のデモ設置部分と「空間」を分けています。デモ部分の上に段差の「ライン」があると、視覚的にデモ部分が整っているように見えるんですね。また、ブース後方には、商品であるモジュールを利用してランダムに壁面に貼付け。実はこの配列に意味はありません。ただのディスプレイでしかないのです。しかし、ブース後方に「気になる」ものがあることで、「奥に行ってみよう」と来場者の方に感じていただくことが狙いになります。

 

Boothdesigned by SUPER PENGUIN INC.

www.superpenguin.jp

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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