「展示会に出展する企業が一社でも多く成功してほしい」

この思いで当社は定期的にブースデザインセミナーを開催しています。

日頃ブースデザインの仕事をしている関係上、様々な展示会場内を頻繁に歩いています。
歩いていると様々なブースを見かけるのですが、特に出展者自身で装飾されているブースを見ると、「もったいない」と感じることが多くあります。

出展者の方の立ち位置や、展示台の位置、キャッチの言葉など、「もう少しこうしたら変わるのに」と思ってしまうことが多いのです。それも、立っている位置を変える、などの「ほんの少しの工夫」です。
そう感じたことが、ブースデザインセミナーを始めたきっかけでした。

本書の冒頭でも書きましたが、今の展示会業界では、集客のできるブースについて体系的にまとめられたものがありません。どうしても「目立つようにする」などの曖昧な施策のみが話されています。
もし、本サイトで書いているような内容が、出展者だけでなく、展示会主催者や地方公共団体などの出展者支援機関、ひいては展示会ブース装飾会社などに広く認知され、一般化すれば、日本における展示会自体の質が向上すると考えています。

展示会は、自社の製品・サービスを社会に販促させるためにとても有効な手段です。
しかし、そのためには出展者の方々は、ほんの数日間のために多額の金額を支出しなければいけません。

だからこそ、展示会とは出展すれば確実に出展効果が得られる場所であるべきだと思いますし、展示会業界に関わる者は、そのための努力を最優先に考える義務があると考えています。
「成功しやすい展示会」にするためにはどうするか。
その方法は展示会業界の様々な立場によって数多くあると思いますが、本書のような「集客しやすいブースづくりの具体的な手法」は有効な施策の一つであり、出展が成功するための基盤の考え方になる、と当社は考えています。
展示会が今よりもさらに「集客しやすい」場所になれば、展示会を利用する企業はもっと増えてくるはずです。

今の日本には大手だけでなく、中小企業にも良い製品・サービスを扱う企業がたくさん存在します。
その中小企業が、「集客しやすい展示会」にもっと出展するようになれば、良い製品・サービスが今の社会に広まりやすくなり、それは、この社会がもっとよくなる礎にもなると思うのです。
当社は、そのために当社が出来ることとして、ブースデザインセミナーを開催し、日々の業務で得た経験を広く社会の方々にお伝えしていきます。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)
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