EXHIBITION|JAPAN SHOP 2021-IDM Booth JAPAN SHOP 2021-IDM Booth
HALL|東京ビックサイト
SIZE|3.0 m×1.7 m×2.7 m(0.6 小間)
CLIENT|SUPER PENGUIN株式会社
本ブースは当社として出展して事例です。JAPANSHOPのIDMブース内にて。
JAPAN SHOPとは、毎年3月に開催される展示会で、商空間デザイン・ディスプレー、店舗装飾材、インテリア製品・素材、店舗什器・設備、照明器具・システム、AV(音響・映像)機器、サイン・看板、グラフィックス製作機器等の最新製品や情報が集まる、店舗総合見本市です。建築や設計デザイン関係、流通・小売業関係者が多数来場します。
今回のブースは、集合ブース「IDM(Interior Design Meeting)BOOHT」の中の空間演出。石川県かほく市の「細巾織物」を用いた表現方法に挑戦しています。
石川県かほく市は、細巾ゴム入り織物の一大産地です。細巾ゴム入り織物はアパレルをメインに使用されてきました。下着やボトムスなどで見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。今回のブースでは、アパレルでの使い方を飛び越え「空間」にスポットを当てた使い方の提案をしています。
あくまでも「ゴム」なので伸縮性はバッチリ。ペンギンも少し飛び出て来場者をお出迎え。
ゴムを取り付けている箇所はワイヤーで固定しているので、ゴムに触れるとゆらゆらと動く工夫を施しています。
内部では、様々な種類の細巾ゴム入り織物を展示。来場者が自由に見てさわることができます。実際のものをさわる時間をつくることで、ブース内での滞留時間を伸ばすということにつなげることができます。
「ご自由にお試しください」と記載したキャプションを添えることも、「さわってみよう」と来場者に感じさせやすくなる工夫のひとつ。また、揃えて置き過ぎないというディスプレイもとても大切です。商品の世界観をしっかりと伝えるときは綺麗にそろえたディスプレイ、試してほしいときは動きを付けたディスプレイにするなど、目的に応じたディスプレイ方法にすることもポイントになります。
サンプルの上部には、ブースの説明書きを。ブースに入らないとよく見えないため、「つい入りたくなってしまう」という仕掛けを施しました。
展示しているゴムはねじって取り付けることで、普段見ているゴムとは印象を変えています。ねじる回数も検討し、よりよく見える方法を徹底。ブースへ近づいてきた際、「ゴムだったんだ!」と強く印象付け、ブースや会社のことを覚えてもらいやすくなります。
一見、「どこから入るんだろう」と感じるブース。
手で広げたところから出入りするというシンプルなつくりです。
「あそこのブースはなんだろう」と来場者に思わせ、ブースへ近づいてもらうことは、ブースの集客にはとても大切なポイントです。
本記事の監修者について
- 兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)
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