EXHIBITION|Production Studio Expo2019 映像・CG制作展2019
HALL|東京ビックサイト
SIZE|6.0 m×3.0 m×2.7 m(2.0 小間)
CLIENT|株式会社ストーリーテリング 様
作品のストーリーを大切にする動画制作会社のブース。同じ展示会内に出展している同業他社のブースとの差別化をするため、ブース全体のイメージをどのようなものにするか。まずはブース全体のイメージを検討しました。スタッフの方々の持つイメージ、会社のイメージからブース全体の色は黒に。床は通常多く使用されるパンチカーペットではなく木目調を採用。シックでかっこいいブースイメージにしました。
ブース正面の壁面部分にはキャッチの言葉として、「動画撮影だけでなく写真も撮ります」という点にフォーカスし、「写真も、動画制作も」という文言を大きく掲示することで、会場内でも「何が特徴のブースなのか」を分かりやすくしています。
当社は通常、LEDの照明を使用しますが、今回ストーリーテリングさんのイメージとして、動画の撮影やフィルム撮影の雰囲気も入れた形でブースの正面から見える部分は黒のスポットライトを使用してみました。ブース全体のイメージ感に合うようブースの装飾も兼ねて使用しています。上部梁から吊るしたパネルにスポットをあててパネルにフォーカスし奥行きをだしています。
サイドの壁面にはパンフレットを設置。当社はパンフレットラックをレンタルなどはせず、ワイヤーで止め、パンフレットをセンス良く並べています。キャッチの言葉は正面壁面部同様に「写真も、動画制作も。」と入れています。正面とサイドと同じ文言であっても、同時に見ることはない為、問題ありません。
上部梁からは撮影した写真や撮影しているスタッフの写真などをモノクロパネルにしてテグスで吊るしました。ブースの様々な角度からもバランスよく見えるように、高さ、ランダム感も考え位置を決めています。写真パネルではありますが、動画のように画像が浮き出てくるようなイメージにしています。
ブースの奥にはステージを設置し、撮影時に使用する機材や道具を並べました。
ブース形状的には、ブース中央に商談と作品紹介を兼ねた大きなカウンターを設置。モニタを見ながらスタッフが説明できるようにしています。この部分で主に接客を行うことで「常に賑わっている感」を出すように、意図的なブース計画を行っています。
実際に展示会会期中は常に人がスタッフと話している状況でした。展示会に初めて出展されたストーリーテリングさん。スタッフ皆さん笑っていました。
本記事の監修者について
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METHOD/は、当社が日頃ブースのデザインを行っている中で、この手法を用いれば集客に成功する、と実感した手法、実際に集客に成功した手法をとりまとめてお伝えいたします。常に出展者に寄り添い、共に「出展成功」を考える立場だからこそ気が付くこと、展示会ブースを行う立場だからこそ気が付くことをお伝えいたします。