EXHIBITION|HOTERES JAPAN 2018
国際ホテルレストランショー
HALL|東京ビックサイト
SIZE|3m×3m×2.7m(1小間)
CLIENT|松田医薬品株式会社 様
今回、展示会に出展するのが初めてなんです。
と、お電話をいただいたのが始まりだった、高知県にある松田医薬品様。
当社のホームページによる実績ブース写真は、白を基調としたブースが多く、
“展示会ブースデザイン会社”と検索をした際、当社のブース写真が目に留まったそうです。
松田医薬品様は高知県の製薬会社で入浴剤を扱っています。
入浴剤そのものは展示会ではよく見かけます。
今回の展示ではそんな他の入浴剤とどのように差別化を行い展示するかの検討が必要でした。
そこで差別化のポイントとして、「製薬会社が開発した」入浴剤であるという点に注目。
まず、ブース全体を白くし、スタッフの方には白衣を着ていただきました。
製品のディスプレイにもサンプルを入れるのはシャーレ等を使用、ブース全体に「研究色」を出すようにしています。
加えて、キャッチの言葉として「製薬会社が開発した入浴剤」という言葉を、文字のサイズを変えるなどの工夫も行いわかりやすく表記しておくことで、通路を歩く来場者が気付きやすいようにしています。
今回はブースレイアウトを検討するにあたり、小間は2面開放型でした。
壁面部分の展示の工夫としては、
1つの壁面で商品のイメージ感を伝え、もう1面ではパネル等でしっかり商品の説明を表しています。
ブース全体のイメージ色は白でクリーンなイメージに。
商品のイメージ感を伝えるべく壁面部分にはセンスのいいバスルームをイメージしたグラフィックを入れました。
商品説明の壁面にはスタッフの白衣と同様に研究色を出すため、入浴剤の原料となるものを瓶に入れて並べ、それぞれの効果が分かるように瓶の隣にキャプションを置いています。
床は高級感を出すため、濃い色のフローリング調シートにしています。
展示台にはまず、商品のパッケージがわかるよう種類ごとに並べます。
中身の入浴剤は実際にシャーレに入れ、来場者には香りや質感を体験してもらえるようにしています。
照明はしっかりとブースを明るくなるように、
L字に梁をつけ梁から壁面に向けて当てています。
通路の遠くからでも白く明るいブースは目立っていました。
形状はシンプルなブース、白いブースですが、遠くからでもあの明るいブースはなんだろう?と気になって近づいてもらう。
これも、ブースデザインの集客効果方法の一つです。
実際に、人は展示台に集まり、実際に商品の香りや質感を感じてから商品の説明を聞かれていました。
スタッフから話しかけることは少なく、来場者から質問をされる。
会期が終わり撤去の際、初出展いかがでしたか?とスタッフの方にお聞きすると、
自分からお声掛けをしなくても来場者の方から声をかけてもらえるとは思っていなかった。
こんなに人から話しかけられたことはなかったです。。と言っておられました。
実際に、商品の事を聞かれたら全て説明は出来ますが、白衣のスタッフを見ると、
商品について詳細まで詳しく教えていただける、質問しやすいイメージがあるのだと思います。
自然とブースに近づいて商品を見てもらう。
とても簡単に思えて実際はいろいろなブースデザインの工夫を取り入れることが必要なのです。
本記事の監修者について
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METHOD/は、当社が日頃ブースのデザインを行っている中で、この手法を用いれば集客に成功する、と実感した手法、実際に集客に成功した手法をとりまとめてお伝えいたします。常に出展者に寄り添い、共に「出展成功」を考える立場だからこそ気が付くこと、展示会ブースを行う立場だからこそ気が付くことをお伝えいたします。