CLIENT: 松田医薬品株式会社 様
EXHIBITION:ヘルス&ビューティーEXPO
SIZE:6.0m×2.7m(2小間)
SITE:東京ビッグサイト
「入浴剤」を扱う他の出展者との差別化のため、「製薬会社」であることを強調するため、白の「研究」イメージでブースをまとめました。また「高知県」の会社であることを強調し、同時に周囲のブースに対して存在感を高めるようにする等の工夫を行った結果、初日に既に目標値を達成。3日間での名刺獲得枚数は約500枚。新規口座開設15件を達成しました。
こんなシンプルなブースで集客は大丈夫だろうか。
と通常は思われますが、このブースは用意したパンフも名刺も初日の内になくなってしまい、急遽本社より追加で郵送する、という結果になりました。
松田医薬品様は高知県の製薬会社で今回入浴剤を出展することになりました。入浴剤そのものは展示会ではよく見かけます。その中でどのように差別化を行うかが慎重に検討しなければいけない点であると考えました。
そこで今回の差別化のポイントは「製薬会社が開発した」入浴剤である、という点。まず、ブース全体を白くし、スタッフの方には白衣を着ていただきました。製品の紹介にもシャーレ等を用い、ブース全体に「研究色」を出すようにしています。
加えて、キャッチの言葉として「製薬会社が開発した入浴剤」という言葉を、文字のサイズを変える等の工夫を行い、分かりやすく表記しておくことで、通路を歩く来場者が気付きやすいようにしています。
ブース背面壁に余白を多めに設けた理由。
それは、この場所(小間位置)の特徴にあります。ブース前の通路幅はあまり広くなく、周囲のブースはパネルや商品等で「にぎやか」になることが予想されました。そこで敢えて「余白」を多くとることで、逆に目を引くように企図しています。
形状も色も文字組も全てに意味を持たせているブースです。
通路際に設けた展示台の上には商品と商品の中身に関してはシャーレを使用。製薬会社感をここでも出すようにしています。
通路際に設けた商品を見て、その後展示台手前に設置してあるパンフレットを手に取る、という流れができるようにしています。
壁面にはキャッチの文字を。「瞬間」に読むことができるように文字の大きさ、余白を工夫しています。また「高知県」との表記もし、「高知県の」ということが会話の糸口になるようにしています。
ブースを検討する際はどうしても、余白をなくして様々な事を掲示してしまいがちになりますが、周囲の状況や出展する商品のイメージを見てブースを検討する必要があります。多くを書いてしまうのは自己満足の可能性もあります。言いたいことを端的に分かりやすく伝えることが大切です。
本記事の監修者について
![竹村 尚久](https://booth-design.jp/wp-content/uploads/2021/07/z5t1960_20200224150758071-150x150.jpeg)
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