EXHIBITION|Gift Show 2021 ギフト・ショー2021春
HALL|東京ビックサイト
SIZE|36m×6m×3.6m(24小間)
CLIENT|公益財団法人 東京都中小企業振興公社様

「ギフト・ショー2021」での出展。ギフト・ショーは、42年に渡り開催されているパーソナルギフトと生活雑貨の国際見本市です。出展社は、文具・玩具・アパレル・服飾雑貨などあらゆる商材のメーカーや商社、来場者は メーカーの商品開発・デザイン担当者、小売業のバイヤー、版権や媒体ビジネスに携わるライセンサー、出版社・食品・外食産業を中心に構成されています。また、今回のブースは東京都中小企業振興公社による合計15社(+チャレンジ道場参加者6社、計23社)が出展する集合ブース。
コロナ状況下のこともあり、ブースは広く会場的な作りにしています。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
チャレンジ道場出展社様側エリア。
実演スペースを設け、常に人だかりができる工夫をしています。
人だかりをつくることも、ブース集客にはとても効果的。人だかりがあるブースを見かけ、「あそこのブースはなんだろう」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。ブースへ近づいてもらう・入ってもらうには、ブース自体に興味を抱いていただくことがとても重要です。興味を抱かせるきっかけは様々ですが、キャッチや商品の並べ方を一工夫するだけで結果が大きく変わってきます。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
ブース自体の遠目からの視認性を高めるために、敢えて周囲より高さを持たせています。
また、ブース外側にはパンフレットラックを設け、来場者が自由にパンフレットを取れるようにしています。「パンフレットだけでも貰っていこう」と思わせることも、ブースへ近づいてもらうために効果的です。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
ブース中央にはタペストリーを下げ、ブース全体の統一感を演出しています。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
大きく記載したロゴの隣には小さくチャレンジ道場の説明テキストを入れています。
遠くからではなく、近くに寄らないと読めないもの(かつ、多少文字量の多いもの)を置くことも工夫のひとつ。
来場者の方々はそれらを読むため、ブースでの滞留時間を伸ばすことに繋がるのです。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
チャレンジ道場の反対側は、海外販路開拓を目指す企業の出展エリア。
ブース入口には会場内マップを記載し、正面にはタペストリーを吊り下げることで、ブースとしての「顔」となるようなデザインにしています。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
各社の展示エリアには、詳細を記載した壁面、商品をディスプレイする展示台、その上にはキャッチを記載したタペストリー。
タペストリーは遠目からのキャッチとしての機能を持たせています。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
商品を設置する什器は「島什器」を採用。ここに出展者の方々に「実際に店舗だったらどのように陳列するのか」を考え、商品陳列をしていただいています。「島什器」のメリットは、4方向から会話ができること。出展者が誰かと話していて場所がふさがっていても、他の出展社がその展示台を見ることができる、という利点があります。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
壁面は、商品の説明の機能だけでなく、ブース全体の「印象」をつくるためにグラフィックを設けています。キャッチの言葉は、抽象的な言葉ではなく、より具体的な言葉を選んで記載。このキャッチはスーパーペンギン代表の竹村が各出展者と話をして決めています。
このキャッチは、どのような商品を扱っているのか、ということがひと目で認知することが重要です。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾
商品をディスプレイする際、一見シンプル過ぎる見え方に感じる場合、このようにちょっとした「グリーン」を置くだけで印象がぐっと変わります。ちなみにこのグリーンは「無印良品」で購入したもの。陳列の際にかなり重宝しています。

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

ギフト・ショー2021の展示会ブースデザイン装飾

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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METHOD/は、当社が日頃ブースのデザインを行っている中で、この手法を用いれば集客に成功する、と実感した手法、実際に集客に成功した手法をとりまとめてお伝えいたします。常に出展者に寄り添い、共に「出展成功」を考える立場だからこそ気が付くこと、展示会ブースを行う立場だからこそ気が付くことをお伝えいたします。