EXHIBITION|JASIS2018
HALL|幕張メッセ
SIZE|6m×6m×2.7m(4小間)
CLIENT|株式会社バイオクロマト 様

バイオクロマトさんが初めて展示会に出展された時から当社はブースデザインをしています。バイオクロマトさんは研究の効率化支援に関わる商品の開発、販売をしています。出展される展示会は幕張メッセで開催されるJASIS。今回ブースのサイズは6m×6mの4小間、3面開放のパターンとなります。バイオクロマトさんは社内にグラフィック関係を担当している方がいるので、基本的に文言やパネル構成、壁面に入れるサインやグラフィック関係は社内で検討されます。当社はまず、バイオクロマトさんのご意見をお聞きします。今回ブースに置きたい商品は何か、1番アピールしたい商品はどれなのかなど、いろいろとお話をしてブースデザインを検討していきます。その後、会場の小間位置図を見ながら人の流れや導線を読み取り、ブースの形状、キャッチの入れる場所などを決め、白模型を製作していきます。バイオクロマトさんにはこの白模型をお渡しし、社内にてご検討いただく流れとなります。

今回は全体的に森林イメージとし、壁面部分はグラフィックで表現しています。柱も木目調にし、フェイクのグリーンをツタのように見立てからませています。床も芝生のようなグリーンを使っています。展示台もナチュラルなイメージで、木目をそのまま見せ、カーブ状に制作しています。2枚の板の間にはオープン収納を造りパンフレットやチラシを差し込めて置けるようにしています。小間位置的には会場の広めの通路の交差点となっていた為、遠くからでも上部のキャッチや会社名がよく見えるよう、看板的に見せ、照明を仕込んでいます。

JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
広い通路の交差点に位置するブースは入りやすいように正面性を斜めにしています。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
パネルの下にはノベルティで配るパンフレット入り袋を吊るしてスタッフが来場者に渡しやすいようにしています。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
倉庫の扉は出来る限り扉感はなくし壁面と見せるようシンプルな取っ手をつけています。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
奥の展示台にある商品も見てもらえるよう、ブースの間口は広めに入りやすくオープンな感じに。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
展示台や展示台上の商品ディスプレイ台などは木材を使用してナチュラル感を出しています。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
上部梁にダクトレールを取り付け、スポットライトをパネルに向けてあてています。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
スタッフさんは皆お揃いのユニフォームで統一。来場者が説明を聞きたい時、声をかけやすくなります。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾

JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
展示台の下にはノベルティの袋を設置。敢えて収納にせず見せてしまう方法。スタッフも取りやすくストックとしても便利。
JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾

JASIS2018の展示会ブースデザイン装飾
パネル設置の前、展示台のまわり、奥展示台とそれぞれの展示スペースに来場者は集まり、会期中は終始賑わっていました。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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