EXHIBITION|HEALTH & BEAUTY GOODS EXPO ヘルス&ビューティグッズEXPO
HALL|東京ビックサイト
SIZE|6.0m×3.0m×2.7m(2小間)
CLIENT|松田医薬品 様

毎年ISOT国際文具紙製品展と共に開催される国際ヘルス&ビューティグッズEXPOでのブースです。

松田医薬品さんは高知県の製薬会社様。

今回出展される入浴剤については、創業以来数十年に渡って研究されてきた実績があります。

展示会において「入浴剤」を扱う出展者様は数多くあります。その中でどのようにブースとして差別化を行うのかが今回のご依頼に当たってのポイントでした。

計画にあたって重視したことは、「製薬会社」が製作した入浴剤である、という点です。様々な入浴剤が世の中に広がる中で、「製薬会社が研究の成果として開発した商品」というのは十分アドバンテージになると判断しました。

そこで、ブースには「製薬会社が開発した」という言葉を大きく一番に目に入るように記載しています。「製薬会社が開発した入浴剤」この表記方法、文字組もポイントです。「入浴剤」の単語を一番大きく記載し、その次に「製薬会社」の文字を大きくする。「が開発した」を少々小さめに表記することで、来場者に伝わりやすくしています。

 

商品は通路際に設置した展示台の上に並べています。製品パッケージを置いた横には入浴剤の中身を「シャーレ」に入れて展示。その前には商品を見た来場者様がそのままパンフを取れるようにしています。

商品パッケージの横にシャーレに入れた中身。

今回のブースでは「製薬会社が開発した」ことをアピールする必要があるため、ブース全体に「研究色」を入れてデザインしてみました。入浴剤の中身をシャーレに入れて展示することも一つ。そして、スタッフの方にも敢えて「白衣」を来ていただいています。

ブースの色も白を基調とし、余白を多くとることで清潔感と研究所のような「ラボ感」を出すようにしています。

今回のこのブース。背後の壁面の白い余白を多くとっています。「こんなに白い余白があって大丈夫なの?もったいない」と言われそうですが、ここにももちろん「意味」があります。

この展示会では通常通路幅狭く設定されています。加えて周囲のブースは、パネルや商品やらで「にぎやか」になることが想定されました。

そこで、狭い通路とにぎやかな場所の中で「敢えてシンプル」にすること逆に来場者の目を引くことを企図しているのです。

結果、この展示会で持参していたパンフレットと名刺は初日のうちに無くなってしまい、担当者の方は追加を急遽高知県から送付するよう手配し、名刺も急遽追加製作する、という結果になりました。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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