EXHIBITION|COSME TOKYO2016 国際化粧品展2016
HALL|東京ビックサイト
SIZE|6m×3m×2.7m(2小間)
CLIENT|株式会社AXXZIA 様

国際化粧品展2016ブースデザインの様子

化粧品のブースは「清潔感」と「世界観」が大切

化粧品を展示するブースで大切なことは、清潔感とブースの世界観です、と当社ではお伝えしています。「ブースの世界観」とは、この場合「ブースの印象」と読み替えていただければよいかと思います。もちろんどんなブースであっても印象をよくすることは大切なのですが、特に化粧品の場合には、「美」を扱っている業種であるだけに、ブースの印象は商品の印象へと直結します。ですので、ブースが来場者にどう映るかは大切なことなのです。今回のこのAXXZIAさんのブースでは、ブースの印象を整えるために、白の余白を多く取っています。その上で、当社が一般的に用いている「白く強い光」の照明器具を用いてブース内を明るくしました。手前の梁から壁を狙う、という方法で、白の余白を壁面に多くとることで、反射率を高めてブース内をさらに明るくしているのです。加えて商品を透明のアクリルブロックの上に置くことで、より「透明感」を出すようにしてみました。一般的に(化粧品の展示会でも)商品の説明をするために、壁面にパネルを多く貼る場合がありますが、それも決して間違いではありません。ただその場合、ブース全体の印象を慎重に考えた上で、パネルを設置する必要があることと、「来場者はパネルの前に長くはいない」(パネルデザインと配布物の項参照)ことを踏まえて、配布物にしたり、パネル化して置いておくなどしてブース全体の印象を損なわないようにすることが大切です。

国際化粧品展2016ブースデザインの様子

国際化粧品展2016ブースデザインの様子

国際化粧品展2016ブースデザインの様子

国際化粧品展2016ブースデザインの様子

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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