EXHIBITION|SPORTEC

SITE|TOKYO BIG SIGHT|青海展示棟

SIZE|3m×3m×2.7m(1小間)

2019年7月に開催されたSPORTECでのブース。

TOSCOMさんは「シリコンサポーター」を出展されていました。

今回のブースデザインの目的は、デザインと集客の結果を出しつつも、次回以降は出展社自身で設営できるようになりたい、とのご要望から、如何に次回以降を簡易に設営できるようにするか、に焦点を当てています。

結果、全てのブース設営備品をヤマトさんや佐川さんが扱われている「ボックスチャーター」で搬入出できることを目標にデザインしました。

具体的には壁面はタペストリーを使用しW900とすることで、今後様々なブースサイズに対応できるようにしています。また展示台はボックスの上に天板を載せることで構成しています。

もちろん集客が達成できるような機能も検討し反映させています。

ブース全体の色は、商品のパッケージ色を採用し、黄色で統一。

遠目からの視認性を高めるために敢えて前面に使用しています。

照明は、事務局にLED投光器を頼んでいただくよう、出展者様にアドバイスさせていただきました。もちろん当て方は当社がいつもセミナー等でお伝えしている通り、「手前から壁を狙うこと」としています。

展示台の位置は、来場者が気軽に取り付けるように通路際に設置。

このような装飾をする場合、デザイン性を高くするには、タペストリーなどの「グラフィックデザイン」が大切になってきます。色を揃え、ロゴの高さや反復、テキストの構成の仕方など。

当社ではこのようにタペストリーのデザインも行っています(当たり前ですが・・)

展示会ブースでは、このようにグラフィックデザインの質がブースのデザインイメージを大きく左右します。

 

展示台は箱の上に板を置いてその上に店舗什器などを設置しています。

展示台下のボックスは収納です。展示会終了後には、備品類をこの中に収納しボックスチャーターの籠の中にしまって送り出す、という考え方。

この方法は、初回だけは費用が掛かってしまいますが、次回以降は出展者自身で設営可能ですので、年間に何度か出展されて費用を抑えたい、という出展者の方には有効な方法です。

展示会ブースでデザイン良くしよう、と考えるとどうしても木工、と考えてしまいますが、グラフィックデザインを整えてデザインをすると、十分に見栄えの良い、かつ集客が実現できるブースとすることが可能です。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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METHOD/は、当社が日頃ブースのデザインを行っている中で、この手法を用いれば集客に成功する、と実感した手法、実際に集客に成功した手法をとりまとめてお伝えいたします。常に出展者に寄り添い、共に「出展成功」を考える立場だからこそ気が付くこと、展示会ブースを行う立場だからこそ気が付くことをお伝えいたします。