EXHIBITION|人とくるまのテクノロジー展

SIZE|6.0m×3.0m×H3.0m(2小間)

SITE|PACIFICO YOKOHAMA

人とくるまのテクノロジー展は毎年パシフィコ横浜で行われている「将来の車社会を展望する技術展」になります。

Mywayプラス株式会社様は、車に限らずエネルギー分野、家電分野などの開発に必要な様々な技術を提供する会社様です。
この展示会でも、開発に必要な電源装置などを展示しています。
技術を扱う展示会の場合、ブースに必要な要件は、「ブース全体の印象」と「研究感」だと当社では考えています。

製品を作ること、その製品を作るための様々なバックアップを行うサービスを提供すること、その商品・サービスをお客様へ提供するためには、来場者に対して、「信頼」に値する印象をまず与えなければいけません。
もちろん、技術やサービスの内容を適切に、正確に伝えることももちろん大事です。
しかし、それ以前の問題として、ブース全体の印象がよくないと「きっちりとした技術を持っていないのではないか」との印象を与えてしまい、どんなによい技術を持っていたとしても、ブースの前を通り過ぎてしまいます。

これは、ブースを人に当てはめてみれば、すぐにご理解いただけることかと思います。
どんなに優れた能力を持った人でも、初対面で、雑然とした、気遣いのない恰好をしていると、その人の好さは決して伝わらないでしょう。
能力が未熟でも、見た目の印象の良い方に吸い込まれてしまうことはしょうがないことだと思います。

ブースもまた同じです。
では、どのようにして印象を整えればいいのでしょうか。
そのためには、ある程度の「余白感」を持たせることと、壁面説明パネルの書き方にあります。
よくありがちな出展者の失敗例としては「余白があれば何かを書きたがる」症候群。
余白を埋めたがることは完全な「出展者目線」です。ブースは情報過多となり結果として何を伝えたいブースなのかが分からなくなってしまいます。

人とくるまのテクノロジー展のような機械系、産業系の展示会の場合、壁面パネルを含めて技術を説明する場所が必要になってきますが、その表記の仕方には慎重な検討が必要です。大切なことは、自分目線ではなく来場者の目線になる、ということ。
壁面にとにかく書き込む、のではなく、「伝えること」が重要。伝わるためにはどう表記すればいいのか、情報の取捨選択が重要となります。

 

製品の後ろに説明パネルを掲示しておくと、商品説明しながら、パネルを指し示すことができ、壁面パネルを有効活用することができます。
基本的に壁面パネルは「読まれないもの」として考えた方がよい、と当社では考えています。
実際、壁面にパネルを貼っておいたとして、一体どのくらいの来場者が内容をしっかり読んでいるでしょうか。
例え、読んでいたとしても、1分もしないうちに出展者のスタッフがお声がけをすることになると思います。

そうすると、壁面パネルの使い方は、商品説明をする際に指し示して使えるようにすること、またはわずか10秒程度で何を書いているかが理解できるようにすることが、重要となります。

本記事の監修者について

竹村 尚久
竹村 尚久SUPER PENGUIN株式会社代表取締役|展示会プロデューサー/デザイナー
兵庫県姫路市生まれ。法政大学大学院工学研究科建設工学専攻修了。一級建築士。1996年4月・五洋建設株式会社入社。2005年6月・インテリアデザイン事務所ディーコンセプトデザインオフィス(現・SUPER PENGUIN株式会社)設立。2006年5月・東京インテリアプランナー協会 理事就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2008年5月・東京インテリアプランナー協会 副会長就任 / インテリア系展示会IPEC/JAPANTEX実行委員会。2012年9月東京造形大学 非常勤講師(~2018)

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